【分析】日本人らしさが判明! Twitterの曜日別・時間帯別のツイート数の統計 by Twitter4J その2
2012-05-24 (木) 23:55 約173万ツイート分析編
※ツイッター分析シリーズの目次はこちら。
※2015/06/28 追記→今回の分析の2015年版を作成しました!
約173万ツイート(日本語のみ)を使ったTwitterのツイートの分析のその2です。
今回は曜日別・時間帯別のツイート数についてです。
曜日別のツイート数の分析結果
まず、曜日別のツイート数とその割合(%)は次のようになりました。
(※月火水のデータはありません。)


平日である木曜・金曜に比べて土曜・日曜の方がツイート数が多く、特に日曜はかなり多いことが分かりました。
曜日別・時間帯別のツイート数の分析結果
曜日別だけではなぜ差が出るか分からないので次に各曜日ごとに時間帯別のツイート数の分布を調べました。
結果は次のようになりました。
(クリックで拡大)


割合について
分かったことを「である」調で書きます。平日(木曜・金曜)
16時台までは木曜と金曜は傾向がほぼ同じであり、4時台が最も少なく、8時台に一度ピークとなる。9時台にいったん下がってから増加する。
12時台では傾向が異なり、金曜の方が割合がはるかに高い(4日のうちこの時間帯で最も高い)。
17時以降は傾向が異なる。17時台は金曜が高く(4日のうちこの時間帯で最も高い)、木曜が最も低い。金曜はその後19時台までほぼ横ばいでその後増加するが、木曜は18時以降も増加し、その割合は(4日のうちこの時間帯で最も高い)。また、木曜は22時台から23時台の減少率が大きい。
土曜
5時までは平日と同じ傾向である。
その後12時台まではゆるやかに増加し、8時台にピークは見られない。15時台までは減少するが19時台までゆるやかに増加、20時代以降は一気に増加する。他の曜日と異なり、最大のピークは23時台となる。
日曜
他の曜日と異なり、2時台から5時台の割合が高い。その後増加し、8時台に一度小さいピークとなる。9時台にいったん下がってから増加し、12時台以降は15時台までほぼ横ばいとなる(他と異なり12時台がピークとならない)。その後17時台までゆるやかに増加し、19時台まではさらに緩やかに増加する。以降は一気に増加するが、22・23時台の割合は他の曜日より最も低い。
ツイート数について
分かったことを「である」調で書きます。割合とは異なる点を中心に述べる。
土曜・日曜は、平日(木曜・金曜)に比べて数が多く、特に日曜ははるかに多い。時間帯別でも大半で日曜、土曜、平日の順となるが、一部は異なる。7時台では日曜が最も少なく、土曜が2番目に少ない。12時台では金曜が最も多く日曜は2番目に多い。19時台~22時台は木曜とほぼ同数となる。
平日の木曜と金曜では、11時台までは傾向は似ているが、12時台と17時台では金曜が多い。18時台以降は木曜の方が多い。
考察
仕事・学校のある平日と、半数以上の人が休日になる土曜、大半の人が休日である日曜で、曜日別の生活習慣と関連してツイート数に影響があったことが分かりました。
平日については、8時台のピークは通勤・通学中のため、12時台のピークは昼休みのためでしょう。16時以降で増加するのは仕事・学校が終わったためでしょう。ただし、18時以降で金曜の方がツイートが少なくなるのは、翌日が土曜のため、飲み会やデート、買い物、休日の準備等でツイートができなくなるためと思われます。
土曜については、5時台までは平日と同じ傾向であることから、起床時間が平日と変わらない人が多いことが想像されます。また12時台まではゆるやかに増加し、8時台にピークは見られないことは、仕事・学校のない人が多いため自由にツイートすることができるためでしょう。その後15時台まで減少するのは外出する人が多いためではないでしょうか。夕方から夜にかけてのツイート数が金曜と同様の傾向であるのは、同じく飲み会やデート、買い物、休日の準備等でツイートができなくなるためと思われます。また、他の曜日と異なり、最大のピークは23時台となるのは、翌日が大半が休日となる日曜であるため、ツイートできる人にとっては就寝時間が遅くなるためと思われます。
日曜については、2時台から5時台の割合が高いが、就寝時間が遅い人と早めに起きる人が多いためでしょうか。外出している人が多いのか家にいる人が多いかは不明です。そのためにはツイートの内容を見る必要があります。全体的にツイートが多いのは自由な時間が多いためでしょう。翌月曜のために就寝時間が早くなるという現象は見られませんでした。ただ、この翌月曜は朝に金環日食というビッグイベントを控えていたため、それが就寝時間にどのような影響を与えたかは不明です。翌月曜にビッグイベントがない日曜を分析することで違いが分かるようになると思われます。
以上、今回の分析で分かったことをまとめると次のようになります。
ツイート数の傾向は日本人の平均的な生活の空いた時間と密接している。
・ツイート数は曜日別で差があり、平日よりも土日の方が多い。
・曜日別・時間帯別ツイート数では平日と土日に大きな差がみられる。
同じ平日でも金曜の方が木曜よりも夜のツイート数が少ない。
まだ分析ができていない点
ツイートは個人からではなく、ニュースサイトや会社の広報など仕事としてのものもあります。しかし、勤務時間帯では大きな変動はないため、ツイートの多くは個人から発せられているものが圧倒的であると考えられます。しかし、今回は仕事としてのツイート数や個人からのツイートでの仕事のもののリツイート数といったツイート自体の分析はまだ行っていないので詳細は確かではないです。
また、日本人の平均的な生活についての情報があれば、それに重ね合わせて分析が可能となるでしょう。外国のツイートのデータもあればおもしろいでしょうね。
今回の分析でいろいろと知ることができてよかったです。
次回以降は当初の念願だった利用アプリ別の分析をしていきたいと思います。
※2015/06/28 追記→今回の分析の2015年版を作成しました!「NHK国民生活時間調査」の日本人の平均的な生活時間とも比較しています!
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